けんかぶ!です。
今回の記事テーマはゼネコンのROEを比較した記事です。前置きが長くても仕方がないので、早速始めていきましょう。
ゼネコンは多数ありますが、今回はスーパーゼネコンと準大手ゼネコンの2つのカテゴリーで書いていきます。
自己資本に対してどれだけの利益をあげたのかをパーセンテージで表した指標です。現在の株式投資ではROEと言う指標はかなり重要視されています。
※ROEの数値元は全て楽天証券から引用しています。
スーパーゼネコンのROE
まずはスーパーゼネコンのROEを比較しました。スーパーゼネコンは下記の5社。
ちなみに竹中工務店は上場していないので、比較チャートには書いていません。
竹中工務店は市場からお金を集める必要もないほどにお金を持っているので、上場するメリットがないからだと言われています。竹中工務店は同族経営の最たる例でしたが、2013年に初めて”竹中”姓以外の方が社長となりました。
それでは早速、スーパーゼネコンのROE(竹中工務店を除く)比較チャートを作ってみました。

2021年1月現在、スーパーゼネコンで最もROEが高かったのは大成建設で16.6%。僅差ではありましたが、最下位は鹿島建設の13.4%となりました。
大成建設(1801)の株価チャートは下記の通り。

下落気味ですね>* ))))><
過去の事を話しても仕方ありませんが、2014年頃のスーパーゼネコンのROEは10%を切っていたこともありました。当時は赤字でも受注する時代だったのでROEも比例して下落したのだと考察。
準大手ゼネコン
次に準大手ゼネコンのROEの比較チャートを作成してみました。結構多いです。ちなみに準大手ゼネコンは下記の通り。
この中で鴻池組とフジタは上場していないので、ROE比較チャートからは外しています。
鴻池組は元々上場していないので理由は分かりませんが、上場するメリットがないのでしょう。フジタは元々上場していましたが、廃止しました。
それでは鴻池組とフジタを除いてROEの比較チャートを作っていきます。

ちなみにROEの数値は下記の通り。

2021年現在ROEが最も高いのは三井住友建設で16.7%となっております。ちなみに最下位は奥村組で6%。
…三井住友建設と聞くと多くの方が思い出すのは「マンション杭打ち偽装問題」でしょう。

2015年10月頃に発覚した偽装問題でしたが、ぶっちゃけそこまで株価に動意がありません。上記チャートの矢印あたりが偽装問題発覚日です。
あまり株価に動意がないので、今の所そこまで魅力はないのかなあと個人的には思っています。ちなみにその他の高ROEは「長谷工コーポレーション」
「長谷工コーポレーション」の今後の株価について、姉妹サイトであるTidy Plusで書いているのでお時間がある方はどうぞ。
姉妹サイト(Tidy Plus):長谷工コーポレーションの今後の株価を分析しました
関連記事:熊谷組の今後の株価を分析してみた!
まとめ
最後にまとめます。
スーパーゼネコン&準大手ゼネコン内で最も高いのROEの銘柄
→三井住友建設の16.7%
スーパーゼネコン内で最も高いROEの銘柄
→大成建設の16.6%
スーパーゼネコン&準大手ゼネコン内で最も低いROEの銘柄
→奥村組の6%
スーパーゼネコン内で最も低いROEの銘柄
→鹿島建設の13.4%
最後まで読んで頂き誠にありがとうございました!皆様の投資に役立ててください。
今回は、以上です。
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