鹿島建設の今後の株価を分析、なう。

けんかぶ!です。


今回は鹿島建設【1812】の株価分析を行いました。スーパーゼネコンです。


2021年5月14日に発表された2021年3月期の売上高土木事業:3,347億円・建築事業:7,822億円となっております。


その他にも開発事業、国内関係会社や海外事業の売り上げもありますが、とりあえず建築と土木だけだと上記の通り。


建築の方が売上は多いですが「JR東日本 御茶ノ水駅改良」や「東京駅丸の内駅舎保存・復原」などの土木実績もあります。


海外進出もしており「エチオピア幹線道路」「フィリピン・セブ南道路トンネル」などグローバルに事業を展開しています。


ゼネコンの中でも知名度が高く、ご存知の方も多いでしょう。ちなみに読み方は「かま」です。


さて、まずは鹿島建設【1812】の株価分析した結果をざっくり書くと下記の通り。

・PERは7.15倍と低い

・ROEは10%超え

・営業利益、純利益は下降気味

・1,400円を超えるまでは見極めが必要か

この記事で分かること

・鹿島建設【1812】の今後の株価予想は?

・株主配当はあるの?

・ROEやPERの指標は?

・EPSはどうなの?

・業績はどうなの?


ぜひ、最後までご覧ください!


関連記事:【準大手ゼネコン】戸田建設の株価の動向はどうなる?利回りは?


鹿島建設【1812】の株価を予想中です…

鹿島建設【1812】はどのような会社?

鹿島建設は、1840年(天保11年)に”鹿島岩吉”が東京都中央区京橋付近に「大岩」の屋号で店を始めたことが始まりです。


1880年に「鹿島組」を名乗り、鉄道請負に転身しました。


その後、鉄道や水力発電所などの土木工事を手がけ始めます。1930年に3月に資本金300万円で「(株)鹿島組」を設立し、会社組織となりました。

会社概要
会社名鹿島建設株式会社
本社住所東京都港区元赤坂1-3-1 
代表者天野 裕正
設立年1930年3月8日
業種建設業
決算期3月

鹿島建設のWikipedia冒頭を引用しておきます。

鹿島建設株式会社は、日本の大手総合建設会社である。対外的には鹿島と称する。日経平均株価の構成銘柄の一つ。

Wikipedia

鹿島建設の売上構成比(2020年4月1日~2021年3月31日)

鹿島建設の売上構成比(2020年4月1日~2021年3月31日)

建築事業が売上の38%で最も多く、土木事業は16%程度となりました。


ただ、決算内容を見ると土木事業は繰越し工事の施工がしっかりと進み、売上の前期比は16.2%増という結果になりました。


とは言っても、やはり建築事業の方が規模は大きいです。

鹿島建設の株価

鹿島建設の株価チャート(3ヶ月)

2021年11月11日(終値)の株価チャート(3ヶ月)です。


株価は1,380円
PERは7.15倍


PERだけを見れば割安ですね。

鹿島建設の株主優待

2021年11月11日現在、鹿島建設に株主優待はありませんでした。


残念。

鹿島建設の配当金

鹿島建設の配当金(2019年〜2022年予想)

鹿島建設の配当金推移チャートです。


2019年〜2020年までは50円でしたが、2021年から54円に増配。良いですね。

鹿島建設の業績(売上・営業利益)

鹿島建設の業績(売上・営業利益):2019年〜2022年予想

売上はほぼ横ばい気味ですが、営業利益はマイナスが続いています。

営業利益:売上総利益から販売費・一般管理費用を差し引いた利益

鹿島建設の純利益

鹿島建設の純利益(2019年〜2022年予想)

純利益:法人税などを支払った後の「純粋」な成果

鹿島建設のROE

2021年11月現在、鹿島建設のROEは11.80%となっています。


基本、日本株式のROEは10%を超えると「高ROE」と呼ばれます。

ROE:その株に投資してどれだけ効率的に利益を得る事が出来るかを可視化した指標です。

鹿島建設のEPS

鹿島建設のEPS(2018年〜2021年)

鹿島建設のEPSは上記の通り。2018年から一貫して下落しています。う〜ん、あまりよろしくありません。

鹿島建設のチャート分析

鹿島建設の株価チャート(3ヶ月)
鹿島建設の株価チャート(3ヶ月)

鹿島建設の株価は下落トレンドに見えます。また、2回ほど抵抗線になった1,400円も割っています。


なので今後1,400円を明確に超えるまではリスクを感じます。落ちるナイフは掴みたくありません。


短期的には上記の通り。
次に5年間チャートを見ていきましょう。

鹿島建設の株価チャート(5年間)
鹿島建設の株価チャート(5年間)

2020年にコロナウイルスの蔓延から株価は下落。その後、長期的な上昇トレンドが継続しているように見えましたが、2021年11月現在上昇トレンドを下抜けているように見えます。


また、次の節目は1,300円付近に見えます。


なので、個人的にはまだ投資は様子見。1,300円を割ったら放置。逆に、1,400円を明確に超えてくれば投資を考えるかなあって感じです。


関連記事:【準大手ゼネコン】東急建設の今後の株価を分析してみました!

鹿島建設の株価の今後を予想

鹿島建設の株価の今後です。


業績は右肩下がり、指標は低PER。ROEは10%を超えています。


個人的には、営業利益・純利益・EPSが下落を続けているのでまだ投資は手控えるするかなって感じです。


チャートだけを見れば、まずは1,400円を明確に超えて欲しいところです。


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