けんかぶ!です。
今回は東急建設【1720】の株価分析を行いました。準大手ゼネコンで、東京急行電鉄が1945年に建設会社の設立を検討した事が始まりですね。
近々の実績で言えば2019年に「三井ガーデンホテル銀座5丁目」や2020年に「神奈川運輸支局」などが挙げられます。
さて、それでは東急建設【1720】の株価分析をした結果をざっくり書くと下記の通り。
・PERは3.68倍とかなり低い
・ROEは10%超え
・株価は低迷中
・東急建設【1720】の今後の株価予想は?
・株主配当はあるの?
・ROEやPERの指標は?
・EPSはどうなの?
・業績はどうなの?
ぜひ、最後までご覧下さい!
関連記事:熊谷組の今後の株価を分析してみました!
東急建設【1720】の株価を分析中です…
↓東急建設の会社概要を飛ばしたい方は「東急建設の株価」から読む事をオススメします。
東急建設【1720】はどのような会社?

上記の画像は「東急建設公式ホームページ」から引用しております。1945年9月に東京急行電鉄(株)が社内に臨時戦後復興委員会を設置、東急事業団として建設会社の設立を検討した事が東急建設の始まり。
その後「東急電鉄」「ファナック」などが主な顧客ですが、その他にも国や都道府県からの受注も行っています。

そんな東急建設の会社概要は下記の通り。
会社概要 | |
会社名 | 東急建設株式会社 |
本社住所 | 東京都渋谷区渋谷1-16-14 |
代表者 | 寺田 光宏 |
設立年 | 2003年4月10日 |
業種 | 建設業 |
決算期 | 3月 |
東急建設のWikipediaを引用しておきます。
東急建設は建築が主力事業であり、その他、土木事業も手がけ、鉄道関連工事においては独自技術を有する。 住宅等中規模木造建設事業も手がけており、東急電鉄の地盤を生かし渋谷、たまプラーザや南町田などで都市開発を行う。
Wikipedia
東急建設の受注高構成費

上記は2020年3月期の円グラフ。東急建設は建築事業の方が受注高構成比は高いです。東急建設って鉄道会社から派生した企業だったので、勝手に土木の方が多いのかと思ったら違うんですね。
東急建設の株価

2021年1月25日の株価チャートです。
東急建設の株価は515円で、PERは3.68倍となっています。

PERひくぅううううう!!!
PERだけ見れば割安ですね(笑)ただ、これだけだといまいち何とも言えないのでもう少し見ていきましょう。
東急建設の株主優待
残念ながら、東急建設に株主優待はありませんでした。
東急建設の配当金

東急建設の配当金チャートです。2020年までは30円台でしたが、2021年の配当金は10円!
大幅に下落してしまいました。ここまで配当金が下落してしまった東急建設。次章から、売上などの業績をチェックしてみましょう。
東急建設の業績(売上・営業利益)

2020年までの業績は結構気持ちよく、グラフ化できたのですが…2021年の営業利益がやべえよ!!
営業利益:売上総利益から販売費・一般管理費用を差し引いた利益
東急建設の決算説明資料を見ると下記のように説明されています。
つまり手持ち工事が大幅に減少してしまった為、大幅な減益につながってしまったようです。
ちなみに東急建設の2022年の売上予想は260,000(百万円)・営業利益は9,000(百万円)と回復する見通しが立っています。
とは言っても…数字だけ見ればかなりひどい結果となっております。
東急建設の純利益

東急建設の純利益も惨憺たる結果に。
ただし、東急建設は期首繰越高はここ数年で高い方です。なので、個人的には来季以降の完成工事高は上昇していくのではないかなあと。
と思ったら、株主総会でも同じような質問をした方がいたようです。
Q:来期以降の建築の完成工事高は、今期を底として上昇していくという認識か。
A:今期大幅な増加を予想する受注獲得により、期首繰越高はここ数年で最も多い約 2,500
億円を予測している。来期以降の完成工事高は今期を底に増加していく見通しである。
東急建設のROE
2021年1月25日のROEを「楽天証券」で確認すると、15.40%となっています。やっぱりゼネコンのROEは高いですねえ…!!
ゼネコンのROEは10%を超える企業が多いです。詳しくは「【2021年版】ゼネコンのROEをチャート化してみました」で書いているので参考にしてみて下さいね。
ROE:その株に投資してどれだけ効率的に利益を得る事が出来るかを可視化した指標です。
東急建設のEPS

さて、最後に東急建設のEPSも見ていきましょう。2018年以降下落していますね。2021年以降も業績はふるわない予想なので、中期投資はオススメできないかも。
ただ、個人的に私は東急建設に結構期待しています。業績はいまいちふるっていませんが、今後の完成工事高は上昇予定(分かりませんが)なので、株価もにわかに比例して上昇していくのではと思っています。
東急建設のチャート分析
<3ヶ月>

最後に東急建設のチャート分析をしてみましょう。
近々の最高値を見ると、2021年1月15日に539円をつけて下落。また、上記のトレンドラインが生きていればもう少し株価が下落していくかもです。
このままだとちょっと分からないので、もう少し期間を広げてみましょう。
<5年>

2018年から株価は下落していますね。下降トレンドラインを引いてみましたが、この数日間の間に株価が下落していけば、まだまだ株価の回復は遅いかもしれません。
東急建設の株価の今後
PERが低く、ROEは高い東急建設ですが、短期的に株価が上昇する可能性は低いのではないかと分析。ただし今が業績の底である可能性が高く、今後に期待していきたい所。
チャート分析を見ると、株価は2018年からめちゃくちゃ低迷しています。560円あたりを明確に超えていければ、短期的な株価の上昇は期待できるかもしれません。
現在は監視銘柄としておきましょう。
・購入推奨株
・購入不推奨株
・監視株(←)
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